iPhoneが拓くもの
待望のiPhone3Gが、先週末発売されましたね♪
TVのワイドショーなどでは、購入のための行列の模様や、革新的な性能などを紹介して人気を煽ってます（笑）
一方、知った風のコメンテーターは、
「日本では当たり前の、ワンセグやお財布ケイタイなどの機能が使えないので、どこまで人気がでるか疑問ですね。携帯市場の起爆剤となりえるかどうか？」
なんてコメントを。
コレって、なんか違和感アリアリなんですよねー。
多分、ワンセグやお財布ケイタイがなきゃ、って思うエンドユーザーは多くないだろうし。。。（笑）
そして、そもそもiPhone購入者はしょせん一部の"好きモノ"ですよね。
間違っても、飽和状態の日本携帯市場を再爆発させる起爆剤にはならないだろうし、販売元のソフトバンクを（auやドコモへの）シェア逆転に導くことはないでしょうｗ
では、なぜこんなに注目されるのか？
おそらく、iPhoneがある程度成功し、他メーカーが同様の商品を開発・追随すれば、いわゆる携帯デジタル端末というマーケットが本格的に形成され、将来的にノートパソコンなどのマーケットを駆逐する可能性が高まるからではないのか？
そう、メインフレームという大型コンピュータをパソコンが駆逐したように。
はたまた、フィルムカメラをデジタルカメラが駆逐したように。
そんなワクワク感がiPhoneには備わっているのでしょう。
実際どうなるかは、神のみぞ知るですが。。。
で、そんなことを考えたのは、最近この本を読んだからｗ
イノベーションのジレンマ〜技術革新が巨大企業を滅ぼすとき
業界トップの優良企業が、その優良さゆえ、「破壊的イノベーション」によって敗北してゆく、盛者必衰の法則を明らかにしている良書です。
「破壊的イノベーション」が必ずしも「画期的なイノベーション」ではないってところが、私的には目から鱗でしたねー。
なかなか面白いので、興味を持った方はぜひ！
